IdeaLiving

サードプレイス

自分の学生時代、家と学校以外のどこかに自分の居場所はあったかな。

近所の空き地、友人宅、サッカーグラウンド、地元の図書館、近所のおじさんの家。一時期のゲームセンターもそうかもしれない。

当時はそんなこと考えもしなかったけれど、ある程度の安全が確保された居場所のようなものはあったような気はする。

今の世の中、気軽に入れるカフェのような場所が増えたことは良いことなのだけど、何かが足りないような。

公共の場に、もう少し居心地の良い ” 隙間 ” のようなものがあればいいのに、とも思う。

それにしてもマスカットのジュースっておいしい。

Idea

何かを選ぶことについて。

割と少量で酔える自分にとって日本酒の『飲み比べセット』はありがたい。

よく行く珈琲豆のお店にも飲み比べセットがあるを最近知って、とても良いアイデアだなと感心する。

自分の子どもたちには何かを選ぶときに素早く決断することを求めたりするのだけど

サブスクリプションが主流になってきた今の世の中で「決断」を迫られる機会というのは殆ど無くなってきたなというのを感じている。

何かを選ぶという行為は「自分はこういうものが好きだ」という背骨みたいなものがあったうえでその時の状況を加味した判断を下すということなのではないかと思う。

興味のあるもの気になるものはとりあえず全て (ちょっとずつ) 試してみる、という行為の集積は僕たちをどこへ向かわせるのか、そのことにも少し関心がある。

Gastronomie

時間を買う

息子を習い事に送り届け「また後で」と手を振ったあとは一度家に戻っても良いのだけれど、

1時間にもならない細切れの時間とはいえ、せっかく手に入れた自由時間だからとカフェで一休みすることにする。

飲みものが運ばれてくる間、店内を満たす珈琲の香りを嗅ぎながら、本も読まず、誰とも話さず、ただそこに座っているだけ、という時間は案外なにものにも代え難いものかもしれない、なんてことを考えていた。

考えてみればカフェも、ホテルも、あるいは海辺みたいなところも本来そういう時間を過ごすために存在していて、

おいしいものが食べたい、評判のアレを試してみたい、みたいなことはもっともっと付随的なものなのかもしれない。

でも、ひと息ついて届けられた珈琲とケーキのセットは、やっぱりおいしい。

IdeaStyle

ソフトクリーム

世の中に存在するあらゆる看板や広告の類で最も破壊力があるのはソフトクリームの形をした模型ではないかと思う🍦

今日みたいに良く晴れた青空のもとではコーンの上に乗った純白のアイスが良く映えるし、「ソフトクリーム食べたい!」という子供の呼びかけにも断りきれない自分がいる。

お昼ごはんの前にこんなの食べさせていいのかな、なんてことを考えながら、ひと口もらって食べるとやっぱりおいしい。

ちなみに、2番目に好きなのは床屋のサインポールなんだけど💈。

Lectio

薄明かり

煌々とした明かりの下よりも、さりげなく、優しい明るさの方が本の世界に浸れる気がする。

部屋のなかの陰翳が物語や自分の頭のなかの曖昧さに似ているのかもしれない。

古い時代の本を読むことに長いこと没頭して、いつのまにか喉が渇いていることに気付く。

水をひと口ふくみ、ふと目をあげるとそこにはボンヤリとした明かりが点いている。安心して元の世界に戻る。

Gastronomie

ピッツェリア

イタリアビールを飲みながらコロッケをつつく。

石窯を眺めると、自分たちのためのものと思われるピッツァが焼かれている。

コロナ禍で長いことテイクアウトでしか味わえなかったあの味。

冷めてもおいしいものは焼き立てもとびきりおいしい。

GastronomieLiving

レモンケーキ

普段コーヒーばかり飲んでいるのでたまには紅茶でも、と思ってカフェに立ち寄ると

「レモンケーキ」という文字が目に入り、試しに注文してみる。

ちょっぴり疲れている時でもあったので甘味が欲しかったところへレモンの爽やかな酸味も加わって、ティータイムに理想的な軽食。

ケーキと柑橘というのは何故こんなに合うのだろう。

Lectio

うまく歳をとるというのはむずかしいものだと思います。

- 僕も歳をとるのは初めてのことなので、うまくできるかどうか、実を言うと自信はありません。

「幕引き」というのも、自分で決められることではないような気もします。

でもできるところまでは、自分のペースを確実に保ち続けたい、それが僕の考えていることのすべてです。-

村上春樹 / 雑文集

GastronomieStyle

モーニング

モーニングにこれ以上のものは望めない。

店員さんと交わす朝の挨拶。

ゆで卵とサラダにホットドッグ。温められたカップで出される熱々のコーヒー。

テーブルに置かれた新聞。

満ち足りた顔でお店を後にするおじさん達。