Uncategorized

名曲喫茶の楽しみ方

重い扉を開ける。

煙草の煙りに包まれた男女の姿が見える。

懐かしい?

いや、古い映画の見過ぎかもしれない。

店主と思しき老女に声を掛け、ブランデーコーヒーを頼む。

ホッとした気分でひととき、目を閉じる。

男たちは真剣な顔で壁に向かって座っている。

店の奥に据えられた音響設備からはまさに今シルヴィア・マクネアーがジャンニ・スキッキの「私のお父さん」を歌い上げているのが聴こえる。

私のお父さん、ね。

老女の後ろ姿には凛とした趣きが残っていて

亡くなった祖母を思い出した。

ブランデーが効いてきたかもしれない。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中