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大晦日 (おおみそか)

2018年も今日でおしまい。

朝は早めの時間から動き出す。水まわりから始めて壁・床の拭き掃除と進め、最後に草臥れたシャツやパーカーを紐で縛り、断捨離も済ませる。

妻も昼前には明日の雑煮などの下拵えを概ね終えたらしい。

家族で馴染みの蕎麦屋に向かうと、臨時休業の張り紙。あてが外れて途方にくれたままデパートをウロウロしていると、「神田まつや」が生そばと天ぷらの販売をしている。

予約していたらしい老夫婦が目の前で12人前のセットを受け取っている。子や孫達が集まるのだろうか。ご主人が重そうな袋を嬉しそうに抱えて去っていった。

僕たちも生そばと車海老の天ぷら3人前を注文し、持ち帰る。

妻が蕎麦を茹でている間に、用意しておいた酒(宝寿)をクピリクピリとやり始める。

海老の天ぷらを蕎麦のなかに一度沈め、少し油の浮いた温かい汁をすする。七味を少し足してみる。

そこからは何も考えずに蕎麦を啜り、最後の一滴まで飲み干してしまう。

ふーっと息を吐き出し、箸を置く。

今日は(今年は)もう、することがない。

特別なこともないけれど、これが大晦日なのだ。

テレビっ子の妻がリモコンを探している。

そのうち紅白歌合戦がかかり、それに飽きた妻と子どもは先にベッドへ行き、残された僕は「ゆく年くる年」か何かを眺めながら今年も終わっていくのだろう。

 

 

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