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ドキュメント 72 hours

最近、NHKが面白いんだよ。

知人からそう聞くことが増えた。単純に周囲が落ち着いた番組を求める年齢になったということかなとも思ったけれど、実は自分も同じ意見だ。

まず番組の趣向が面白いものが多い。これは民放と比べてスポンサーの意向を汲む必要が少なく、自分たちの作りたいものを製作できているという面があるかもしれない。世間からのNHKなんだから、という類の制約はあるの だろうが、適度な制約はクリエイションの種にもなる。

それから取材力が高い。NHKという社会的信用がそうさせるのかもしれないが、インタビューを受ける人の表情が自然で、人々の思いが次々と引き出されていくように見える。

中でも『ドキュメント72時間』という番組が好きだ。一つの場所を定点観測し、そこにいる、あるいは偶然訪れる人々を取材し、スポットを当てていくというシンプルな内容だ。

大空に飛行機を見上げて、という回では成田のさくら山公園に3日間密着し、居合わせた人たちをひたすらインタビューしていく。

月に一度は近くのホテルに泊まり込んで機体の撮影会をしているという仲の良さそうな親子、ノリでやってきたという学生たち、手術の前に勇気をもらいに来たという老女、かつてはジャンボ機に乗って全国の農家や商店を駆け回っていたという元JA職員。様々な人がそれぞれの思いを飛行機に託していることがわかる。

すぐそこに、色々な人生があるのだと思うと今更ながら不思議に思う。この島国だけでも1億2千万人分の人生があるのだ。

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