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目覚ましからの解放

秘書にはベッドルームから退室してもらった。

明日の朝は、6Sと呼ばれるあの有能なアシスタントから呼び掛けられることはない。

結局はいつもと同じような時間に、同じような気分で目を覚ますような気がしているが、それでも「自身の体内からの呼びかけに応じて目を覚ます」という体験(何年振りだろうか)への期待感でワクワクしている。

アレ、眠れないかもしれない。。

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ストロベリーオンザショートケーキ

世代、という意味では窪塚洋介かな、と思う。

『池袋ウエストゲートパーク』や『漂流教室』、映画『GO』も。

でもやっぱり強く記憶に残っているのは『ストロベリーオンザショートケーキ』。同世代の女の子を演じた深田恭子や内山理名らも僕らの世代を代表する女優。

ABBAの印象的なフレーズがいつまでも耳に残る。

あの頃は恋に、人生に、何かと悩ましい年頃で、ドラマを観ても心臓を鷲掴みにされたような思いを抱く瞬間が数多くあった。役柄に自身を投影していたのかもしれない。

現実の世界はそれほどドラマティックでもないし、ときにはシニカルな状況に置かれて溜息をついたりもするけれど、まぁ悪くない未来が待っているよと、あの頃の僕に言いたい。

要は、その時その時を一生懸命に生きればいいのだ、と思うようになった。

ショートケーキにのった苺を最初に食べてしまったとしても。

 

 

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ふりかけ

大人になるにつれて、白米の美味しさがわかってくる。沁みてくる。

魯山人も、米ほど美味いものはない、と言っている。

でも、炊きたてのご飯に、ふりかけを少々。これもやっぱり美味い。

実家の母は、よくご飯の残りに”のり玉”を振りかけ、おにぎりにしてくれたものだ。

翌朝、腹を空かせて起きてくると、テーブルの上には冷えて甘みが増したおにぎり。

これより美味いものって、ありますか?

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海の見える場所に住む

昔、クライアントの新居探しを手伝ったことがある。

彼は、生まれてから今まで、ずっと、海が見える家で暮らしてきたという。

ご自宅から海が見えるというのは、どんな気分ですか、と僕は尋ねた。

考えたことも、なかったですね、と彼は答えた。