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ニューヨーク散歩

紀行文が好きだ。

沢木耕太郎の深夜特急が好きという人も多かろうが (もちろん私のバイブルでもあるが)、やはり司馬遼太郎の『街道をゆく』を一番に挙げずにはいられない。

自身の感覚でいえば、学生の頃にこのシリーズ本を手に取って以来、司馬遼太郎という巨人の肩に乗ってこの世界を見てきたと言っても言い過ぎではない。

先日、シリーズの39巻『ニューヨーク散歩』を久方ぶりに読み返してみたが、どこを切り取っても誠に示唆に富んでいる。

紀行文である故、その街の成り立ち、現在、行く末など氏の言葉から多くを読み取ることができるが、彼が膨大な資料を紐解いて熱心に語っているのは、結局のところ、街そのものではなくて、『ヒト』についてなのだ。

若かりし頃は毎年旅行シーズンになると『街道をゆく』で司馬遼太郎が訪れた街を歩くことを楽しみにしていた。

ああ。あの街にもこの街にも彼が訪れて(作品を残して)くれていれば良かったのに、と今でも時折残念に思う。

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