ディズニーランドで一日遊ぶ場合、ハイライトはやはり閉園前のエレクトリカルパレードだろう。
その昔デートでディズニーランドを訪れたときは、パレードに喜ぶ彼女が見られるだけで満足していたが、父となり、久方ぶりに息子とパレードに参加してみると不思議な感覚に包まれた。
あれ、これは何かに似ているぞ。そうか、これはお神輿だな。
子供たちは(あるいは、側にいる大人も)目の前を猛スピードで過ぎていく煌びやかなモノに夢中になっている。
憧れの存在は、たしかにすぐ目の前にいる。でも、決して触れることはできない。
いや、こういうのは、日本人特有の感情ではないかもしれない。フィッツジェラルドの書いたグレート・ギャツビーにも、通じるものがあるような。