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遅めの朝ごはんと早めの昼ごはん

村上春樹(ファンなので呼び捨て)の『ノルウェイの森』には心に残るセリフが多い。

永沢さん(主人公に自己投影しているため、この主人公の先輩は”さん”付け)が「遅めの朝食と早いめの昼食の違いくらいしかないんだよ」と語る場面があって、初めてその項を読んだとき、面白い表現だな、フフ、と感心した記憶があるが、その後、微妙な時間帯に起きるたびに「これは朝食なのか、昼食なのか」と自問することになった。

日常のなかで”どちらでもいい”と流されていきがちなことを、自意識のなかでどう処理していくか、どう意味付けていくか。自分の足で、自分の頭で人生を歩むための靴であり、モノサシなのだと考えるようになった。

ちなみに、永沢さんの「自分に同情するな」という言葉は、僕の座右の銘になっている。

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没頭する時間

このところ息子と過ごす時間を意識的に増やしている。

ついこの間まで抱っこ紐に包まれた重くて大きな(そして愛らしい)カタマリだったのが、今や自分の足で、そして目で外の世界を味わっている。

眩しい太陽、きれいな声で鳴く鳥、蜜を吸いに集まる虫、彼にとってはその全てが新しく、魅力的なのだ。

心理学や脳科学の書籍を繰ると、幼少期の良質な刺激が脳の回路を劇的に拡げてくれる、とりわけ何かに熱中、没頭した時間・体験がその子を大きく成長させると書いてある。

図書館にこもって図鑑を読み漁った時間、グラウンドで白球を追いかけたあの時間も無駄では無かったということだ。

オトナになるにつれ、時間を忘れて何かに没頭する、ということが難しくなってくる。

何となく忙しい、、なんとなく気分が晴れない、、惰性で流れていく毎日もまた、目の前を通り過ぎ、恐ろしいスピードで遥か彼方へ行ってしまうのだ。