日: 2019年6月17日
季節労働者という括り(くくり)
「主人は季節労働者みたいな仕事をしてるので、今の時期は割に暇してるんです」
隣人はそう言った。
なんとも不思議な表現を使う人なんだな、という印象を持つとともに、なぜか脳内に雪国のイメージがチラついた。
ご主人の職業は知らない。
季節労働というと、会計士か、農業や漁業等の一次生産に関わる仕事を思い浮かべたが、少なくともここ1年くらいは常に見掛けるため、後者はないだろう。
Wikipediaで”季節労働”を調べてみると、日本では冬季に積雪を迎える地域において、積雪などで事業ができないために就労する労働(出稼ぎ)のことを示すとされている。
自分の着想があながち間違っていなかったことに安堵したが、答えに辿り着けそうなヒントはそこに含まれていなかった。
普段の雰囲気からしてやっぱり会計士か?いや、デザイン関係の仕事も考えられる。
いっそのこと「今さらですが、何のお仕事をされているんですか」と次の機会にサラッと聞いてみようとも考えたが、やめた。
もう少し想像の世界で遊んでみるのもいいかもしれない。
なんなら、親しく付き合っておきながら最後までお互いの職業は知りませんでした、というのも面白いかもしれない。