SafariStyle

ジュリアン・オピー

オペラシティのアートギャラリーで開催中の個展、観てきました。

簡潔なライン (輪郭線だけは幾分誇張されている) とカラーの組み合わせで、これだけの世界観を出せるものなんですね。

イヤホンや姿勢からテンションが伝わってくる。

ショートパンツの紐、出ちゃってる?

トップスのセンスと入れ墨の感じとか絶妙。体格もそれぞれ違う。

ギャラリーの入口。向こうから女性(スカルプチュア)に見られてる感じがしたり、期待感が高まる。

IdeaSafari

森を抜けて

雨ふりの日には、小降りのときを狙って森まで散歩に出掛ける。

しっとりと濡れた樹々を観ているとザワついていた心が静まる。

そういえば8月は葉月とも言うんだっけ、いやあれは旧暦だからまだ先の話だったかな。

考え事をしながら散歩に出掛けるのと、ぶらぶらと歩きながら頭に浮かんでくるものを追いかけていくのとは似ているようだけど違うなとあらためて思う。

自分の部屋でゴロゴロすることを最上の悦びとする愛犬は、足が濡れるのを気にして、もう家に帰りたがっている。

蝉たちは相変わらず高々と鳴いている。

Lectio

別れは、息子より母親にとってつらい

-きれいな、まだかなり若い母が、いっぱい詰め込んだ息子の戸だなをながめ、下着類や上着やズボンを愛撫の手でさすった。

それが済むと、肩幅の広い、ほおのふくれた息子をさすり始めた。

子どもが恥ずかしくなって、もじもじして笑いながら、母の手を払いのけ、甘ったるく見えないように、両手をズボンの下の隠しにつっこんだ-

ヘルマン・ヘッセ / 車輪の下 (UNTERM RAD)

高橋健二 訳

IdeaStyle

大器晩成という名の青い鳥

「この子には大器晩成の相があるわ」

僕がまだ赤ん坊の頃、占いをやっている友人に手相を観てもらった際にそう言われたと母から (事あるごとに) 聞かされて育った。

子どもにとって大器晩成というのはあまりにも漠とした言葉で、いつ頃どういうピークを迎えるのかとか、実はもう過ぎてたらとか、考え始めるとキリがないので、とりあえず僕は年々運勢が良くなっていく幸福な人間なんだろうと解釈することにした。

ピーターパン的な考えの周囲とは違って、早くオトナになりたいと願う子どもだった僕にとっては、歳を重ねながら少しずつ自分の世界を広げていくプロセスは、実際に悪くなかった。

良いことがあったときは (やっぱり) 運が良かった、良くないことがあったときは (運の良い自分でもこんな目に遭ったんだから) まだ努力かなにかが不足してたんだろう、でもきっと来年か再来年にはもっと良い状況になっているはず、と考えるようにしている。

結果的に、一日一日を生きる姿勢としてはそれほど間違っていなかったと思っている。

Idea

落としもの

オトナになる過程でどこかの道端に落っことしてきてしまった沢山のものは (全部ではないけれど) まだ見つけられる。

子ども達がそれを思い出させ、ときには手渡してくれる。