IdeaLectio

この籠には鳥を一羽入れたっていいわけだ。

-それをこうして空っぽにしとく。

万一、僕がその気になったら、たとえば茶色の (つぐみ) とか、ぴょいぴょい跳び回るおめかし屋の鷽 (うそ) とか、そのほかフランス中にいろいろいる鳥のどれかが、奴隷の境遇に落ち込んでしまうんだ。

ところが、僕のお蔭で、そのうちの少なくとも一羽だけは自由の身でいられるんだ-

ジュール・ルナール『鳥のいない鳥籠』

Jules Renard “La Cage sans oiseaux”

台風の不安な夜が明けて、嘘のような快晴のなかをいつものように朝の散歩に出掛けた。

森からは鳥たちのぴちぴちという鳴き声が聞こえてきて、あぁ無事だったんだなと思って少し安心した。

彼らはあの強い強い風のなか、どこに身を寄せていたのだろう。

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