Lectio

羊皮紙やパピルスに記された文字は死んだ記号でしかなく、それは声を得てはじめて生きた言葉となる。

-それにしても、音読が常態であったとするなら、あの伝説的なアレクサンドリアの図書館も、今日想像されるように、荘重な静けさが支配する場であったとは考えにくい。

無数の声の織りなす、どよめくがごときざわめきに包まれていたのだろう。

音読とは、言語に対するこの時代の人々の意識のあり様に深く根ざしたものだった-

鶴ヶ谷 真一 『書を読んで羊を失う』

人類が失った古代の図書館。

かすかに、ささやくような読み方をする古代の人々。

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