Lectio

愛国的な熱意からではなく、歴史を通じた冷静な認識によって

-対談をまとめた『日本人と日本文化』と題する一冊には司馬が前書きを寄せ、対談以前の彼と私の共通項は、唯一、先の大戦での軍務経験であり、二人は「戦友」だった、と書いた。

「戦友」とはまた突拍子もない表現である。そもそも、私たちは敵味方に別れていたのだし、お互いを見かけたことさえなかったではないか。

しかし、司馬は正しかった。

私たちはあの悲惨な戦争の体験を分かち合っており、その体験こそが司馬をも私をも変えたのだから-

ドナルド・キーン / 思い出の作家たち 『司馬遼太郎』

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