
イザベル・シムレール 『はくぶつかんのよる』
表紙の美しさにしても、絵本のタイトルにしても、
いま目を背けたって
どうせ後で欲しくなるに決まってる。
そうに決まってる。
イザベル・シムレール 『はくぶつかんのよる』
表紙の美しさにしても、絵本のタイトルにしても、
いま目を背けたって
どうせ後で欲しくなるに決まってる。
そうに決まってる。
モデル (牛?山羊?) も、素材も良くわからないけど
いつも気になってる。
小さく白い蝶のむれが、もみじの幹からすみれ花の近くに舞って来た。
もみじもやや赤く小さい若芽をひらこうとするところで、その蝶たちの舞の白はあざやかだった。
二株のすみれの葉と花も、もみじの幹の新しい青色のこけに、ほのかな影をうつしていた。
花ぐもりぎみの、やわらかい春の日であった-
川端 康成 『古都』