Lectio、Style この土地の人はこの綺麗な川に、なぜ鮎を放流しないのだろう Posted on 4月 4, 2020 by 秋月 耕 in Lectio、Style -井荻村へ引越して来た当時、川南の善福寺川は綺麗に澄んだ流れであった。 清冽 (せいれつ) な感じであった。知らない者は川の水を飲むかもしれなかった。 川堤は平らで田圃のなかに続く平凡な草堤だが、いつも水量が川幅いっぱいで、 昆布のように長っぽそい水草が流れにそよぎ、金魚藻に似た藻草や、河骨 (こうほね) のような丸葉の水草なども生えていた- 井伏鱒二 『善福寺川』 「知らない者は川の水を飲むかもしれなかった」のところが好き。 シェア、フォローはお気軽に。TwitterFacebookいいね:いいね 読み込み中... 関連