Lectio

鶯は鳴くかね

-「ええ毎日のように鳴きます。此処 (ここら) は夏も鳴きます」

「聞きたいな。ちっとも聞えないと猶 (なお) 聞きたい」

「生憎今日は-先刻の雨で何処へ逃げました」

折りから、竈 (へっつい) のうちが、ぱちぱちと鳴って、赤い火が颯 (さつ) と風を起して一尺あまり吹き出す-

夏目漱石 『草枕』

絵画を眺めてるみたいだなといつも思う。いや、音もたしかに聞こえてくる。

漱石の文章を読んでいると、なるほど漢字というのはこのように置くものかといつも感心してしまう。

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