Lectio

その時私の不安は全く消えました。私は軽快な心をもって陰鬱なロンドンを眺めたのです。

- 何かに打ち当たるまで行くという事は、学問をする人、教育を受ける人が、生涯の仕事としても、あるいは十年二十年の仕事としても、必要じゃないでしょうか。

ああここにおれの進むべき道があった!ようやく掘り当てた!

こういう感投詞を心の底から叫び出される時、あなたがたは始めて心を安んずることが出来るのでしょう -

夏目漱石 『私の個人主義』