
暖かい家のなかで鍋をつついて、酒を呑んで、なにやらガヤガヤとしたテレビ番組を観て、そろそろ今年が終わろうとしている。
12月31日、外ではまだ雪がしんしんと降っている。
暖かい家のなかで鍋をつついて、酒を呑んで、なにやらガヤガヤとしたテレビ番組を観て、そろそろ今年が終わろうとしている。
12月31日、外ではまだ雪がしんしんと降っている。
- 父の死という事件と、悲しみという感情とが、別々の、孤立した、お互いに結びつかず犯し合わぬもののように思われる。
一寸した時間のずれ、一寸した遅れが、いつも私の感情と事件とをばらばらな、おそらくそれが本質的なばらばらな状態に引き戻してしまう。
私の悲しみといものがあったら、それはおそらく、何の事件にも動機にもかかわりなく、突発的に、理由もなく私を襲うであろう。-
三島由紀夫 『金閣寺』
ちらと覗いたオモチャ売り場の『働く車』に惹きつけられる。
売り場には牛や馬などの『働く動物』のフィギュアも揃っていて、
ついつい手に取ってしまいそうになる。
牡蠣は生でも、焼いても、蒸しても美味しい。
溢れ出る汁を大事に口へ運んで、クピリ。
なぜか昔から空腹にたえられない体質で、
「なんだかお腹が空いたな」と感じた数分後には体力と思考力が低下し、やがて頭痛や手の震えがやってくる。
若い頃、スキー場でリフトを降りた瞬間に圧倒的な空腹感に襲われて、死ぬ思いでゲレンデを滑り降りた苦い思い出もある。
そんなわけで、僕は街中でラーメン屋を見つけると、つい入ってしまうことに。。
少し厚めに切られた蒲鉾 (かまぼこ) に
山葵をちょんちょん。
子ども達はそのままガブリ。
オトナになるのも悪くないよなと思ったりして。
ふらりと入った喫茶店に引き込まれるような絵が掛かっている。題名も作者もわからない。
雪深い土地に住んだことはないけれど、外から眺める家の中の灯りの暖かみは僕にもわかる。
パスタが無性に食べたくなる瞬間があって
「その衝動に応えるだけの自由がある」、
ということ1つとっても、オトナになる意味はあると思っている。
元々フルーツ (ドライ含む) 好きの我が家。
フードドライヤーを夜セットしておいて、朝どうなっているかなと覗いてみるのが子ども達にとっても愉しみのひとつになったみたい。
ただ、ドライフルーツにするとカロリーが数倍になるとは知らなかった、、もうけっこうな量を食べてしまったのに。
- だとしたら、ぼくのこの欠点も、
僕の中に、ますます深く根づいていくのではあるまいかと。
長くつきあっていれば、よいものにばかりでなく、悪いものにだって、愛着がわいてくるものですからね-
セネカ / 心の安定について