Lectio 私の感情はいつも間に合わない。 Posted on 12月 31, 2020 by 秋月 耕 in Lectio - 父の死という事件と、悲しみという感情とが、別々の、孤立した、お互いに結びつかず犯し合わぬもののように思われる。 一寸した時間のずれ、一寸した遅れが、いつも私の感情と事件とをばらばらな、おそらくそれが本質的なばらばらな状態に引き戻してしまう。 私の悲しみといものがあったら、それはおそらく、何の事件にも動機にもかかわりなく、突発的に、理由もなく私を襲うであろう。- 三島由紀夫 『金閣寺』 シェア、フォローはお気軽に。TwitterFacebookいいね:いいね 読み込み中... 関連