GastronomieSafari

その街の顔

煮詰まってくると何やら無性に街歩きがしたくなってくる。

でもなぜ街を歩くのかと考えると、自分でも良くわからない。

別に川とか山に行けばいいような気がするし、なんなら近所をランニングするだけだって良いような気もする。

なんてことを考えながらブラブラしていると豆大福、という文字がゆらゆら揺れているのが目に入る (もちろん立ち寄って、買って帰る) 。

道の反対側には旨そうなハムやチーズを置いたデリカテッセンが見える (もちろん買って帰る) 。

お店には、ちゃんと人の気配がある。

別に行きつけの店でも知り合いがやってる店でもない。

だけどそこには最低限の人と人との触れ合いがあって、僕はそういうのものを外の世界に求めているのかもしれない。

Lectio

人間の不安は科学の発展から来る。

- 進んで止まる事を知らない科学は、かつて我々に止まることを許してくれた事がない。

徒歩から車、車から馬車、馬車から汽車、汽車から自動車、それから航空船、それから飛行機と、どこまで行っても休ませてくれない。

” どこまで伴 (つ) れて行かれるか ” 分らない。実に恐ろしい -

夏目漱石 『行人』

Gastronomie

丼もの

握り鮨が大好物なので海鮮丼はそれ程、と言いたいところだけど

雲丹 (うに) のヤツは定期的に食べたくなる。

出汁をかけたお茶漬けでサササ、も大好き。

Lectio

私はロウソクを消した。

- 開いた窓から夜が流れこんで来て、

柔らかく私を抱き、私を友だちにし、兄弟にする。

私たちは共に同じ郷愁に病んでいる。

私たちはほのかな思いに満ちた夢を送り出し、

ささやきながら、私たちの父の家で暮した

昔を語り合う。-

ヘルマン・ヘッセ 『夜』

Gastronomie

ぶっかけうどん

ぶっかけうどん (←定義は良く知らない) には目がない。

頼んだらすぐに出てきて、それでいてとても美味しい。

ちくわ天も鶏天も毎日食べたいくらい。

でも、食べ過ぎちゃいけない。

Lectio

馬は馬に似た神を、牛は牛に似た神を表現するだろう

- 美が絶対的で不変的なものであったことは一度だってないが、

それは時代や国によって、複数の異なる顔を見せてきた。

これは、物理的な美しさ (男性、女性、景色などの美しさ) にかぎったことではなく、キリストや、聖人や、イデアも然りだ -

ウンベルト・エーコ / 美しさ