GastronomieLiving

父と母と家

実家に帰るときは、なにかしらお酒を買っていくことにしている。

記憶のなかの若い父は毎日晩酌をしていたし、歳をとって量は減らしたようだけれど、その分なにやら楽しそうに呑むようになった。

ひさしぶりに帰ると以前この家で過ごした頃のことを忘れたようにソワソワとしてしまうのだけど、定番のおつまみが出てくる頃にはすっかり馴染んでいる。

昔と変わったのは、僕がワインをあけると「私も少し頂こうかしら」と母も時々仲間に加わるようになったことだろうか。