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襖絵 (ふすまえ)

古い建物を訪れると、日々の過ごし方、暮らし方について先人の知恵を借りることができるような気がしてくる。

クーラーも扇風機もランプも無い時代、人々はその日その日の暑さ寒さや光を感じ、小さな部屋に設られた花や絵を眺めながら季節を味わったのだろうか。

でも考えてみれば、どの時代のどの階層の人たちも本当は目の前のことに精一杯で、

こうしてぼんやりと何かを眺めて暮らすなんてことはできなかったのかもしれない。

なんてことを竹の描かれた襖絵を眺めながら。