Lectio

死はいつも私の隣にいる。

-あの時、好い気持のままで死んでいれば楽だったのに、……生きるというのはとても大変なことなのだなと、その時思った。

(中略)

人間の命なんて自分の力ではどうにもならない、そう思い定めてしまうと、案外この世は生きやすいものである-

白洲正子 / 病は性格に似る

GastronomieLectio

どこまで自分が求めるか、でしかない

最後の晩餐は何がいいか、というお決まりの質問には、僕は迷いなく答えられる。

世界中どこへ行っても、鮨よりもおいしくて、美しい食べものは存在しない。

蛎殻町にある「すぎた」にはまだ行ったことがないが、杉田さんの握る寿司をいつか味わってみたい。

番組を見終わってからも、弟子のお披露目のシーンがまだ心に残っている。

預かった若者をどのように育てるか、という姿勢からも彼の職人としての矜持みたいなものが感じられる気がした。

GastronomieSafari

明日館のヤマボウシ

明日館の講堂はライト本人ではなく遠藤新の設計なんですね。

こちらの佇まいも素敵です。

裏手にはヤマボウシの実が。

演奏会後に「沢山なっているので、よろしければ食べて帰ってください」との話があり、お言葉に甘えてひとつ頂くことに。

木からプチっと捥いで食べると、ほんのり甘味があって、なぜか小さい頃を思い出した。

IdeaLectio

樹々の想い、樹々への想い

-(われわれ人間を) 馬鹿に忙しい生物ができてしまったなと、そういう感じで見てるのではないですかね-

NHKのETV特集で脚本家 倉本聰さんの『巨樹の声が聴きたい』を観た。

長崎で被曝したクスノキもまだ命を繋いでいる。

巨樹の下では子どもたちが楽しそうに遊んでいる。

一度は科学の炎に灼かれた樹は、戦争の前も、戦争の後も、変わらず同じ場所で僕たちを見ている。

SafariStyle

夜は火の柱をもて

ホリデーコンサートのあと、少し時間があったので明日館の館内を散策。

奥のフレスコ画は、100年近く前に当時の学生たちが有志で描いたものだそう。

天井の照明のところ菱形なんだな、とか一人でホーホー言いながら歩き回る。

食堂でコーヒーと焼き菓子を頂く。

それにしても、フランク・ロイド・ライト設計の建築に囲まれた学園生活というのは、どういう気分のものだったのだろう。