GastronomieLectio

サバの冷や汁

なぜか長いこと食わず嫌いの対象になっていた『冷や汁』に挑戦。

暑くなってくるとシャキシャキさらっとしたものが食べたくなる。

熱々のご飯のうえに冷や汁 (サバに大葉、木綿豆腐、塩をふったキュウリ、すりごま、味噌等を混ぜて冷蔵庫で寝かせたもの) をぶっかける。

日本の味。

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野菜のうまみがそのままスープの味

- 旬の野菜はおいしいだけでなく、値段も安く、しかもその季節の体に適した栄養が詰まっています。

(中略)

逆に、同じ野菜でも季節から外れると、名前を変えた方がいいのではないかと思うぐらい、魅力のないものになってしまうのです-

有賀 薫 『スープ・レッスン』

コロナ禍による “にわか料理人” の僕でも「名前を変えた方が」のところには大いに共感できる。

夏に食べる胡瓜は他の季節に食べるものとは全く別物だし、冬に食べる大根も他の季節に食べるものとは全然違う。

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そうして、珈琲の効果は官能を鋭敏にし洞察と認識を透明にする点でいくらか哲学に似ている。

- 始めて飲んだ牛乳はやはり飲みにくい「おくすり」であったらしい。それを飲みやすくするために医者はこれに少量の珈琲を配剤することを忘れなかった。

粉にした珈琲を晒木綿 (さらしもめん) の小嚢にほんのひと抓みちょっぴり入れたのを熱い牛乳の中に浸して、漢方の風邪薬のように振出し絞り出すのである。

とにかくこの生れて始めて味わったコーヒーの香味はすっかり田舎育ちの少年の私を心酔させてしまった。

すべてのエキゾティックなものに憧憬をもっていた子供心に、この南洋的西洋的な香気は未知の極楽郷から遠洋を渡ってきた一脈の薫風のように感ぜられた-

寺田寅彦 『珈琲哲学序説』

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レア

元々は完全なるベイクドチーズ派だったはずなのに、ここ1〜2年でレアチーズもいいなと思うようになっている。

ツルンとした食感のものより、こういう少しモソッとした感じが残るものの方が好み。

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ランチBOX

「うーん。じゃあテイクアウトメニューもやりましょうよ」

っていう提案や意思決定をすることは提供側のメンバー構成や体力によっては多分本当はとても大変なことで、だからこそ我々消費者は嬉しいし、愉しい。

温め直しできるように耐熱の容器にしてみたり、メニュー変更のために仕入れルート変えてみたり、色々やってるんだろうなとか思ったりして。

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サンドイッチ

僕はトマトの入ったサンドイッチが好きで、朝食のためにパン屋へ行くときにはほとんどの場合これを選ぶ (たまにカレーパンも加わる)。

きっかけは小学生の頃、後に仲良しになる転校生の弁当がサンドイッチで、(もちろん母には内緒で) 交換してもらったそのサンドイッチがとんでもなく美味しかったからだ。

中には厚めにスライスしたトマトとちょっぴりのキュウリ、それからたっぷりのバター。

時間が経ってしっとりしたパン生地からトマトが溢れてこないように上を向いて食べたのを今でも覚えている。

あの時を超える悦びを味わいたくて、おいしいサンドイッチ (できればトマトがたっぷり入ったやつ)をいつも探している。