Lectio

再び会うことができたなら

-再び会うことができたなら

ともに歌い 語らおう

すべての良いものがあなたのもとに

すべての幸運があなたのもとに

昼は星が守り 夜は月が守るように-

森薫 『乙嫁語り』

遊牧民の暮らしを描いた『乙嫁語り』を寝室の毛布に包まってモソモソと読むのが日課になりつつある

Lectio

百年待っていてください

-いつ逢いに来るかねと聞いた。

「日が出るでしょう。それから日が沈むでしょう、それからまた出るでしょう、そうしてまた沈むでしょう。-赤い日が東から西へ、東から西へと落ちて行くうちに、-あなた、待っていられますか」-

夏目漱石 『夢十夜』

Lectio

廃墟の上の花のように

-われわれの伽藍 (がらん) 、それはまだ建てられていない。

中世伽藍 (カテドラル) は他の人々-死んだ人々-のものであり、煤 (すす) で黒ずみ、長い年月によって侵蝕されている。

すべてが煤け、長い使用で傷んでいる、制度も、教育も、都市も、農家も、われわれの生活も、心も、考えも-

ル・コルビュジエ 『伽藍が白かったとき』

GastronomieLectio

人間と同じだね。悪い豆は無いほうがいいんだ

- 人と豆とは違うよ

何が欠点かって基準はコーヒーほどシンプルじゃないからね。人の場合。

シンプルな基準しか許さない社会は

脆弱で滅びやすいから-

豊田徹也 / 珈琲時間

珈琲を飲みながら何気なく手に取った漫画 (アフタヌーンKC?) がやけに自分好みで、おかわり珈琲をゆっくり堪能してからお店を出ることにした。

Lectio

中庭には ぶどうでも植えるといいな

-そっからさきは嫁さんたちに任しておけばいい

床にじゅうたん敷いて

壁掛けかけて

そうすりゃ一軒出来上がりだ-

森薫 / 乙嫁語り

自分の家が欲しい、とは一度も思わなかったのに結婚して、子どもができて、家を買って、妻が気に入ったカーテンを新居にかけたときに何だかホッとしたのを覚えている。