LectioLiving

いちばん あいたい ひと

-人間は、「むかし」にもどることができません。

生きていると、「いま」はどんどんすぎて、つぎつぎと「むかし」になっていきます。

でも、だれかに「会いたい」という気持ちがあれば、「むかし」と「いま」はきっとつながる-

『いちばんのなかよしさん』

エリック・カール著、アーサー・ビナード訳

たとえば僕が今いちばん会いたいと願っている人とは、もう会うことはできない。

そうだとしても、まだ「つながる」ということはできるのだろうか。

そうだったらいいな、とは思うけれど

目の前のあれこれに忙殺されて、少しずつ少しずつ僕の中から大切な記憶や思い出が失われていくのが、この頃とても哀しい。

GastronomieLiving

傾向と対策

理由はわからないけれど、調子が下り坂になってくると無性に

彩り豊かなサラダや刺し身なんかが食べたくなる。

「先回り」とまではいかないまでも、取り返しのつかない所までいってしまう前に

自分なりのアラームを身体が出してくれてるんじゃないかな、なんて勝手に思っている。

そういえば、雪の降る前日には大抵、右手の薬指がうまく動かなくなる。

Living

朝の陽

夏のギラギラとした太陽もキライじゃないけど、しんと冷えた冬の朝にカーテン越しに感じる穏やかな光のありがたさには負ける。

朝のいっとき、やわらかな陽の光を浴びるだけで、今日一日を楽しく過ごせそうな気持ちになる。

LectioLiving

数遊び

エリック・カール『1、2、3どうぶつえんへ』

好きな数字、というのは小さな子どもにもあるらしい。

仲の良いお友だちが住んでる部屋の階数だとか、誕生月だとかで何となく親密な感じがしてくる数字もあるし、単にアラビア数字のこの形が好き、というのもある。

大人になってからも、実務的なところでいくつかの数字に一喜一憂したり、験 (げん) を担いでみたり、偶然の一致に勝手に運命的なものを感じたりもする。

僕のラッキーナンバーは、今はまだ言わない。

IdeaLiving

ロストワールド

今が仮に「何かが失われた時代」なんだとしたら、消えてしまったものはなんだろう。

それは “ひたむきさ” かなとボンヤリ思った。

自分がかつて本気でスポーツに取り組んでいたこともあって、全盛期を過ぎて、周囲から引退の2文字を突きつけられてもなおプロとしてのキャリアを捨てないベテラン達のプレーを観ると、胸が熱くなる。

彼らの何が僕を揺さぶるんだろう。

それはやっぱり彼らの直向きさとか、情熱とか、最後の薄皮いち枚くらいにかける執念とか、そういうものかなと思う。

たしかに便利でライトな世の中になったし、もうそんな時代じゃないよと言う人もいるだろうけど、結局のところ、僕が好きなのはそういうものなんだろうと思ったりした。

LivingStyle

扉 (とびら)

どこか違う世界に通じていそうな扉を見つけると開けてみたくなるのは

RPGで育った人でなくても共通なのだろうか。

むかし、初めてひとりでBARの重厚な扉を開けたときの気持ちは今でも覚えている。