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黄味あん

コンビニエンスストアの入口から一番近いところにアイスクリームエリアがあるのでついつい覗いてしまう。

AIがやっているのかお店の人の直感なのかは知らないけれど、ガラスケースの奥には定番の商品とチョット気になる新商品とかバランスよく並べられている。

小腹が空いたとき用に甘辛い煎餅を買いに来たはずなのに、相性抜群の甘味を一緒に買ってしまう秋の午後。

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9 ( NINE )

「最近の日本酒は本当に美味しくなった」と言われる。

実際に酒屋さんを訪れてもキリッとした辛口のお酒ばかりではなくて、華やかな味のものや旨み、甘みを感じられるものも置かれているし、

ボトルデザインもお洒落なものが増えてきて、女性にも日本酒ファンが増えたことは生産者にとっても嬉しいことだろう。

だからといって、父や祖父がその昔ワイワイやりながら呑んでいたお酒がおいしくなかったかと言えば、そうではないんだろうな。

その時代その時代の人々の暮らしに合ったお酒を生産者が作ってきたし、これからもそうなんだろうな。

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銭湯日和 (せんとうびより)

小さな頃に銭湯に通う習慣があったわけでもないのだけれど

昼でも夜でもなんとなく湯船が空いていそうな時に

ふらっと出掛けていって汗を流し、さっぱりした気持ちで家に帰るのが好きだ。

湯冷めは良くない、と昔から言われているのはよく知っているけれど

湯あがりのコーヒー牛乳かアイスクリームでも食べてひと息ついたら、ぽかぽかしてるうちに街に出て、何も考えずにぶらぶらと散歩したい。

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稲穂 (いなほ)

白いご飯が何より好きなので、お米がどういう環境で、どういう人たちに育てられているのかということについては昔から関心がある。

考えてみれば全国的に有名なお米の産地とかでなくても何百年も昔から田や畑として農産物を供給してきた土地というのはあるわけで、

(我々人類も何かしらの生き物の子孫であるわけだけど) 土というもの自体、なかなか不思議な存在に思えてくる。

黄金色の稲穂とは良く言ったもので、収穫の季節を迎えた田園の風景はこの国の本当の豊かさを教えてくれている気がする。

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一杯目の温度

前から気になっていたお茶屋さんに行ってみると、喫茶スペースもあるようだったので少し休ませてもらうことに。

お店の方からは「1杯目は茶器で湯冷ししてあるお湯で、2杯目はポットの熱いお湯でおあがり下さい」とのアドバイスもあり、三献の茶の話を思い出しながらそのとおり頂いてみる。

なんとなく低温のものも方が甘みや旨みみたいなものが感じられるような気もするけれど、やっぱりお茶は熱いのが好きだななどと思いながらお団子に手を伸ばす。

和テイストの食というのは年々好きになってくるから不思議だ。

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すだち

今日はもう何も食べなくてもいいや

というくらい蒸し暑い日でも蕎麦は食べられる。

そこに柚子や酢橘があれば尚よし◎

僕は果物のかわの苦味とか食感も好きなので、夏はなんとなくこれ一杯で満ち足りた気分になる。

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真夏の鰻

「好物はなんですか」と問われて最初に浮かぶものの一つが鰻で、

季節を問わずによく食べるのだけれど

やっぱり夏になるとその頻度が格段にあがる。

普段大好きな揚げ物もこの暑さではと見送り、素麺ばかりでは夏を乗り切れなさそうだし…

となると大体「今日は特別(?)に鰻にしよう」と家庭内の意見が一致する。

あの甘塩っぱいタレにホクホクした鰻の食感。その下には熱々のご飯。

そうそう、山椒もたっぷりと。。

そんなことを書きながら、また猛烈にうなぎが食べたくなる日も近い気がしている。

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夏色

いつもより家で過ごす時間が長くなり、

空調の効いた部屋に慣れてきてしまったけれど

やっぱりジワジワジワと鳴く蝉の声と

灼けるような陽光を感じなければ

夏が来たという感じがしない。

お店を出ると、どこか遠くから風鈴の音が運ばれてくる。

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夏を迎える準備

暑くなってくると果物を食べることが増えてくる。

のどが渇いたら単に水を飲めば良いような気もするけれど、

この時期のフルーツの甘みや酸味のなかにはなんとなく梅雨〜初夏のカラダから失われてしまったものが沢山含まれているような気がしている。

ある日、妻の実家から大きなメロンがいくつも送られてくる。

冷蔵庫のなかにあの魅惑的な甘味が並んでいるのかと思うと、それだけでソワソワとしてしまう。

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住まいというもの

コロナ前と後でなにが変わったかというと

「どう暮らすか」ということを日々考えるようになったことかなと思う。

それは「何に価値を見出して暮らすか」ということでもあるけれど、衣食住とはよく言ったもので、普段触れるもの、口にするもの、寝る場所が生活を決めるんだなということがこの一年でよくわかった。

足裏から伝わる床の感触、窓から入ってくる光の加減、風の抜け具合、そういうひとつひとつが長い年月をかけてそこで暮らす人たちを形づくっていくのかもしれない。

なんてことをモデルルームを見学しながら思ったして。