GastronomieLiving

あんみつ (言いたいだけ)

味覚は母親に似ると聞く。

僕は小さい頃からどちらかというと甘味よりは煎餅や煮干しや海苔みたいな渋めのものが好きで、餡子 (あんこ) のような、いかにもという甘い和菓子は殆ど食べれなかった。

それが結婚して家庭を持ったくらいの頃から徐々に甘いものを欲するようになってきていて、先日実家で出されたお茶菓子を食べながら母にそれを伝えてみると

「私もそうなの。若い頃はこういうの全然食べれなかったんだけど、結婚したくらいから急に好きになってきたの。不思議ね」と返ってきて

なるほど、そういうところまで似るものかなんてやけに感心してしまった。

Living

花冷え

こども達のために近所にパンの買い出しに行くだけでも中々の冒険。

いつかこの日を思い出すこともあるだろうか。

雪を被った花弁にちょっと触れてみたくなったけれど、そっとしておく

LivingStyle

さくら色

トローブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所設計のいかにもって雰囲気の建築でも

そこに桜が並んでいると

嗚呼、日本の春だなと、

思わず足を止めてしまう。

GastronomieLiving

あつもり (言いたいだけ)

学生時代、「あつもり」って言いたいが為に何度か頼んだこともあったけど、

やっぱりつけ麺の熱々のスープには冷たくてツルンとした麺じゃないと、と思っている。

何食べてもおいしい、という信頼のおけるお店なら「あつもり」でも満足できるのだろうか。

とかなんとか考えながら、今日も「ひやもり」を食べている。

LectioLiving

スケッチ・ブック

-この白い紙の上にはいろいろなものが書きこまれる。

山や樹木や農家の写生もあるし、

途中で思いついた毛鉤のアイディアもある-

芦沢一洋 『アーバン・アウトドア・ライフ』

なるほどスケッチブックね、と思いながら、別に形式にこだわる必要もないかもしれないなと思った。

散歩のときに、子供に「好きに描いていいよ」と大きめの手帳 (家にあった) とクレヨンを持たせた。

いま目の前にある桜よりも、そこに描かれたカラフルな何かの方が好きだなと思った。

少なくとも、ベンチに座って何色を使おうかと考えてる息子の顔は、いつかまた思い出すことになるだろうなと思った。

Living

大震災の夜に

9年、というのはとても長い歳月のはずだけれど、あの震災の日のことは忘れていない。

あのとき誰が何を言って、自分がどう行動して何を想ったのか、今でも鮮明に覚えている。

東京の職場にいた僕たちは、同僚の男数名で声を掛け合って女子を自宅へ順番に送り届けながら、おそらくは生涯で一番長い道のりを、色々なことを考えながら歩いた。

道すがら大勢の人が集まった店先のテレビを覗くと、そこにはたったいま東北地方で起きている目を覆うような自然災害の様子がありありと映し出されていた。

家に帰ってからも、不安な夜が明けてまた朝を迎えてからも、各地の甚大な被害を伝える映像は続々と寄せられていた。

僕たちの目の前にある現実の世界は、ある日突然ガラリと音をたてて崩れることがあるし、それはもちろん自分にも、大切な誰かにも、いつでも起こり得ることなのだということを考えずにはいられなかった。

そういう世界を、残りの時間、誰と、どういう風に過ごして生きていきたいかということを考えずにはいられなかった。

LectioLiving

夏蜜柑のなる家

雑誌をパラパラしていて、ふと懐かしいなと思う。

実家に似ているかというとそんなこともないのだけれど

こういう感情ってどこから来るのだろう。