LectioLiving

カクテルという飲み物はだいたいそのために存在しているんだよ

-でも僕はときどき何かの拍子にふと思うことがあるんだ。

君の家の居間でふたりで音楽を聴いているときが

僕の人生でいちばん幸せな時代じゃなかっただろうかってね-

村上春樹 『国境の南、太陽の西』

そういう”瞬間”って誰もが持っているんだろうか

自分のためにとっておきたい、温かくて、ちょっぴり切ないような

IdeaLiving

今日を愉しく

「どうしたら人生たのしくなりますかね」

酒席とかで後輩なんかからこうした “軽そうで重い” 質問をされることがちょこちょこある。

1年や2年早く生まれたくらいの立場で大したアドバイスもないのだけど、「とりあえず今日一日を愉しく過ごしてみたら」と返すことにしている。

たとえば来週の土曜日の楽しみにとっておいてあるようなことも、可能であれば「今日」やってしまってもいいと思っている。

来週のお楽しみを今日やると今日が楽しくなるし、来週のその日は別の楽しそうなことに充てられる。

僕は約束事とかも好きじゃないし、大好きなミートソースの粉チーズが無かったときみたいに、楽しみを悪天候やら何やらで取り上げられたりすることにも耐えられそうにない。

今日一日が楽しければ明日もまたそれなりに楽しい一日が来ると僕は思っている。

ベッドに入って「あー楽しかった」と思いながらグッスリ寝た翌日の朝に、不幸な顔なんて僕はできない。

GastronomieLiving

朝はパン

僕は自分のことを”朝食は米”派なんだと長いこと思っていたのだけれど、このところパン派になってきている。

いや、考えてみれば朝に米を食べるのだって妻と出会ってから根付いた習慣であって、その前はそれ程こだわりなく食べていたような気もする。

実家にいるときも意味もなく餅ばかり食べていた時期もあるし、毎日朝からシーチキン巻きを食べていた時期もある。

前にパン派を名乗っていたのはいつだったかな。急にピーナッツバターにハマったのがキッカケだったような気がする。

LivingSpiel

アトリエ

近所のアトリエに遊びに行ってきた。

ひさしぶりに、紙を机いっぱいに拡げて絵の具を垂らしたりローラーでコロコロしたりテントみたいなものを拵えたりして、身体をつかって遊んだ。

こういう、目的があるようでないような時間って、けっこう贅沢なものだなと思ったりした。

LivingSpiel

空 (そら)

単に「とても高いところ」と「空」と呼ばれるところの境目はどこなんだろう。

むかし、友人と遊んでいるときに誰かが言い出して、風船になにか括り付けて空へ向けて飛ばしてみようということになった。

僕たちはたしか、それぞれ誰かに向けた手紙を書いたんじゃなかったかな。

なにを書いたのだったかは、とうに忘れてしまったけれど

GastronomieLiving

習慣をいじる

結局買ってしまった。

自宅で飲む用の珈琲豆は近所のお店で焙煎とグラインドをお願いしていたが、やっぱり自前のミルでゴリゴリしたいという欲求に負けた。

今日の午後から、自分の生活にちょっぴり違うルーティンが加わると思うと少しだけワクワク感がある。

それに、一度本気で欲しいと思ったものは手に入れないとやっぱり寝覚めが悪いしね、と自分に言い訳しつつ。

IdeaLiving

父のヒザのうえ

自分が父親になったなことを初めて本当の意味で実感したのは、ぼくの膝のうえに子どもがちょこんと乗ってきたときかもしれない。

小さい頃は、日曜日の昼間なんかに絵本を読んでもらったりするときには決まって父の膝のうえにいたんだよなと思い出した。

僕の膝の上の居心地は自分ではわからないけれど、せめてあと何年かは、息子たちにとって居心地の良い場所であるようにと願っている。