Musica

あのね あの人パパにどこか似てるの

PRINCESS PRINCESS / パパ

初めて聞いたのはカラオケルームだった。

職場の先輩が妹の結婚式で歌ったというその曲を聴いて、(その当時僕はまだ独身で、将来自分が父親になることなんて想像もできなかったけれど) 何かいい曲かもと思ってアンコールをねだったのを覚えている。

僕にとって 「パパ」といえばその先輩の歌声バージョンがデフォルト設定になっていて、長らく原曲は知らないでいた。

ひとりで車を運転していて、ラジオから奥居 香 (今は岸谷 香なんですね) の声が聴こえてきて、”世代” でもないのにちょっとジンときてしまった。

IdeaMusica

Sentimental #3. JUDY AND MARY

ジュディマリを聴くと、修学旅行で行った京都を思い出す。

クラスの少し進んだヤツがノートパソコンを持ち込んでくれたおかげで、僕たちの修学旅行は途方もなく彩り豊かなものになった。

まだ便利なサイトなんかない時代で、そいつのミュージックライブラリから好きな曲を選曲しては、あーだこーだ言い合うだけではあったけれど。

夜にはお決まりの恋話 (こいばな) になって、誰が誰を好きだとか、お前いま行って告白して来いだとか、今思えば最高にくだらない、それでいて当時最大の関心事で盛り上がる。

だから僕がこの古い都の、町としての本当の魅力を知ったのは、もっとずっと後のことだ。

Musica

Sentimental #1. ZARD

日曜の昼にカフェみたいなところで食事をしていると、隣のカップルがイヤフォンを2人で分け合って楽しそうにしていて、ちょっといい気分になった。

学生時代はカセットやらMDやらに各々のお気に入りの曲を選曲して持ち歩いては仲間内でシェアしてたっけなと昔の記憶が蘇ってきた。

お前のはいつもZARDが入ってんだよな、と長い付き合いの友人に言われて、そう言われてみればそうだなと笑ったのを覚えている。

部活でどこだか遠くへ遠征した帰り、僕はウォークマンでZARDを聴いていた。電車のガタゴトという揺れと温かさで眠りに落ちそうになりながら。

ガラガラの車内では、疲れを知らない仲間たちがまだワイワイやっている。

ヴォーカルの甘くて切ない歌声がイヤフォンを通じて胸に響く。

“永遠に取り戻せないあの季節”?

そうだよな、こういうのもいつか終わるんだよなと、その時思った。

MusicaSafari

重文 × 音楽

日曜の昼からホリデーコンサートがあると聞いたので、自由学園 明日館の講堂まで散歩。

予定より少し早く着いてしまったが、演奏が始まるまで、目を閉じて心を落ち着かせることにする。

ステージの近くへ座ると、グランドピアノに講堂の特徴的な窓の光が映り込んでくる。

あぁ、やっぱり自分好みの建物なんだよなとあらためて思う。

MusicaSafari

奏楽堂のチェンバロ

谷中霊園を散歩。鶯谷の洋食屋でカニクリームコロッケを食べ、午後から旧東京音楽学校 (奏楽堂) の日曜コンサートへ。

古楽器のなかでもチェンバロに特に惹かれている。

この頃は、目を閉じてじっくり聴き入るのもいいなと思い始めている。

Musica

HP (ヒットポイント)

こういう気圧の変化が大きい日は大抵、朝から気分が晴れないでいる。

低気圧の影響で頭痛がしたり、軽い眩暈 (めまい) があったりするし、何だか気が昂って眠ることもできない。

先日Apple Musicで見つけた山岡重治さんの『フランス・リコーダー作品集』というのを聴きながら、少しウトウトした。

MusicaSafari

Biwa Lute

薩摩琵琶が聴きたくて、バスに乗って三渓園まで足を延ばす。

お堂の中で、黙って琵琶の音と唄声に耳を傾けていると、何だか異世界に来たみたいだなとはじめは思ったけれど、段々と懐かしいような気もしてくる。