GastronomieStyle

酒蔵

大きな杉玉を見掛けると、つい覗きたくなってしまう。

酒蔵というのは自分にとっては古き良き日本の美を凝縮したような存在に思えるし、

最近はカフェやレストランが併設されているところもあって、そういう酒蔵さんには一見客でも受け入れてくれる柔らかな雰囲気もある。

流通が発達したおかげで美味しいものが気軽に手に入る時代にはなったけれど、

この土地でこの人たちが丹精込めてつくったものなのかとか密かに関心しながら買って帰るお酒は、

いつもとは少し違った味がするんじゃないか、なんて思ったりして。

LivingStyle

VW

長い間リビング用のティッシュケースを探した末に、

「そもそも木やプラスチックの箱に拘る必要もないのだ」ということに漸く気付いた。

以前フォルクスワーゲンのピックアップトラックのミニカーを買ったお店を再訪してみると、そこで運命の出会いが。

息子と父は言葉も交わさずにレジへ走ることになった。

それにしても、ヨーロッパ車のデザインが我々のような異文化で育った民族をも魅了するっていうこと自体なかなか凄いことだよな、なんてあらためて感心してしまった。

IdeaStyle

曖昧な記憶と

美術館に何を望んで行くのかと言えば、「なにか新しいこと」だろうか。

いや、どうも違うなと思う。

自分と別にご縁があったわけでもない作家の絵を観ていても時々、むかし自分にもこんなことあったよなって感覚におそわれることがある。

自分のなかの曖昧な記憶とか、もうだいぶ昔に忘れてしまった大事な何かを思い出しに行っているのかもしれないなと思ったり。

IdeaStyle

日曜日の庭

気持ちよく晴れた日曜の朝には美術館を歩きたい。

小ぶりな美術館の場合、それほど脚が疲れるわけでもないのだけれど

中庭に抜ける扉を見つけると、つい吸い込まれるように外へ出て、木製のチェアに腰をおろす。

考えてみればここは美術館の一部であって我が家ではないし、年に何度も通うわけでもないのに何故こうも落ち着くのだろうと、いつも感心してしまう。

LivingStyle

図書館のあとは

妻に少し時間をもらって、

図書館で好きなだけ本を読んで

目に入った喫茶店に入り、何も考えずに黙々と珈琲をのむ。

これ以上の休暇はないのではないかと思う。

人の淹れたコーヒーがいちばんおいしいって誰が言ってたんだっけな。

SpielStyle

ブルーダー

ちらと覗いたオモチャ売り場の『働く車』に惹きつけられる。

売り場には牛や馬などの『働く動物』のフィギュアも揃っていて、

ついつい手に取ってしまいそうになる。

LivingStyle

冬の足音。

ふらりと入った喫茶店に引き込まれるような絵が掛かっている。題名も作者もわからない。

雪深い土地に住んだことはないけれど、外から眺める家の中の灯りの暖かみは僕にもわかる。