-再び会うことができたなら
ともに歌い 語らおう
すべての良いものがあなたのもとに
すべての幸運があなたのもとに
昼は星が守り 夜は月が守るように-
森薫 『乙嫁語り』
遊牧民の暮らしを描いた『乙嫁語り』を寝室の毛布に包まってモソモソと読むのが日課になりつつある
-再び会うことができたなら
ともに歌い 語らおう
すべての良いものがあなたのもとに
すべての幸運があなたのもとに
昼は星が守り 夜は月が守るように-
森薫 『乙嫁語り』
遊牧民の暮らしを描いた『乙嫁語り』を寝室の毛布に包まってモソモソと読むのが日課になりつつある
-あの山こえて はるかな土地へ
いく夜をすごす 天幕へ
月の光の そそぐとき
枝に来て鳴く 白い鳥
あの娘のところへ もうすぐ行くと
伝えておくれ 白い鳥-
森薫 / 乙嫁語り
-そっからさきは嫁さんたちに任しておけばいい
床にじゅうたん敷いて
壁掛けかけて
そうすりゃ一軒出来上がりだ-
森薫 / 乙嫁語り
自分の家が欲しい、とは一度も思わなかったのに結婚して、子どもができて、家を買って、妻が気に入ったカーテンを新居にかけたときに何だかホッとしたのを覚えている。