IdeaLectio

熱風

「では、お子さまにはどのように育って欲しいと願っておられますか」

そう問われたら、少し迷う。

世の中の風や波に乗る力に長けた子になるよりは、小さくとも自前のエンジン (意思) と羽 (知性) を持って飛べる子になって欲しい。

メーヴェには一度乗ってみたい。

GastronomieSafari

深川で腹拵え (はらごしらえ)

長く東京に住んでいながら今まで食べたことがなかった”深川めし”。

老舗の割烹ということで、当日1人でふらっと入るのはどうかと思いつつ、お店に電話してみると「構いませんよ」ということだったので訪ねてみた。

貝好きとしてはメインの”あさり”は外せないとして、刺身もやっぱり食べたい。

お店の方も皆さん気持ちのいい方々で、こういうお店で昼から一品料理を肴に一杯というのも良いんだろうなと思っていたら、向かいの席に3世代の家族連れが来て、楽しそうに呑み始めた。

祖父や父と来てみてたかったなと思ったりした。

LectioMusica

世界への扉は

BLUE GIANT SUPREME / 石塚 真一

このコミックの影響を受けた訳じゃないけれど、息子とヴァイオリンの親子体験に行ってきた。

ヴァイオリンでもサクソフォンでも耳で聴くのと、自分で音を出すのとは違う。

たとえば最初の一音が、彼の世界を開くこともあると思っている。

IdeaMusica

君はロックを聴かない

昔、一度だけ父と母とカラオケに行ったことがあって、父が控えめに歌う古い曲が結構よかったことを覚えている。

歌のあとに「もしもお父さんの歌があんまり上手じゃなかったら、私たち結婚してなかったかもしれないわね」と母が笑ったのも覚えている。

歳を重ねても、時代は変わっても、刺さるモノは刺さる。

Idea

手が足りない。

子どもを連れていて、荷物も持たなくちゃいけなくて、雨なんかも降っていて、初めての場所だからスマホで地図も見なくちゃいけなくて、、となると文字通り手が足りない。

やっぱりレインコートが必要?

早くバリアみたいなものが簡単に出せる時代にならないものかと思ったりする。

Living

夏の終わりと、祖母の庭と

この国の夏は、お盆があり、終戦の日があり、死者の季節とも呼ばれるらしい。

僕にとっての夏は、母方の祖母と結びついている。

小さな頃は、毎年夏は母に連れられて田舎にある祖母の家で過ごした。

物心ついた頃には祖父は既に亡くなっていたので僕は”おばあちゃんの家”と呼んでいた。

庭にビニールプールを出してもらったり、まだ結婚前で実家暮らしをしていた叔父 (大きいお兄ちゃん) と虫捕りをして遊んだ。

祖母が亡くなった年の夏、まだ学生だった僕は墓参りを兼ねて祖母の家を片付けるために父と母と出掛けた。

ひと通り作業を終えてしまうと、なんだかこの家が本当に空っぽになってしまったような気がした。

父と母は、畳の上に座って庭を眺めながら何か話をしている。

少し散歩してくるよと両親に伝え、隣地に広がる小さな公園に向かって歩いた。

昔はここから洗濯物を干している祖母が見えたんだけどな。

あぁ、僕のおばあちゃんはもう、この世にはいないんだな。

声をあげて泣いた。

そろそろオトナにならないといけないなと、そのときに思った。