Lectio

いつのまにか ねむくなるまで

レオ=レオニ 『あそぼうよ』訳 谷川俊太郎

学生時代それほどハナシ好きだったかというとそうでもなかったと思うけれど、

僕たちの世代の青春は携帯電話の普及期にあって、

眠気をガマンしながら携帯電話や実家の電話の受話器を握りしめて何だか良くわからないことを語り合ったあの時間は

やっぱり僕にとっても大切な時間だったんだなと、今になって思う。

Lectio

「ねえ、ぼくは? ぼくは、どこを かけばいいの?」

-「くろくんは、まにあってるよ。」

「きれいに かいたえを くろくされたら、たまらないよ……」

みんなは、くろくんを なかまに いれてくれません-

なかや みわ 『くれよんの くろくん』

思い返してみれば、子供の頃はクレヨンの「黒」はあんまり使わなかったかもしれない。そういえば、色鉛筆の「白」も。

オトナになって子どもと絵を描くようになってはじめて、色の多様さ、ありがたさに気づいたような気もする。それはクレヨンや色鉛筆に限らないか。

Lectio

きみに みえるように

- きょうは、なぜだか ねむれない

いつもは ゆめをみている じかん、

みたことのない 夜空をみていた。

そして、みつけた。

とても きれいで 青い星 -

青野 広夢 『きみにみえるように』