IdeaSafari

この国が伝える美

『正倉院の世界』。

“大階段”が好きな僕としては入場前から密かにテンションが上がる。

展示品を観ながら、今日観たもののなかには自分が死ぬまでに状態が大きく変わったり、あるいは焼失してしまったりするものもあるかも知れないなと思った。

というより、ただでさえ自然災害が多いこの国で、争乱が続いたこの千数百年を生き抜いた品々をいま見られること自体が奇跡に近いのかもしれない。

限られた撮影可の宝物を試しにカシャリとしてみたものの、何か違うなと思って途中でやめてしまった。

一方で、(この展覧会に限らず) もっと多くの人の目に触れるように、個人による文化財の撮影と転用を広く許可してもいいような気もした。

フェロノサじゃないけど、こういうものはnational treasures (国民の宝)であって、保存の観点からは色々制約もあるのだろうけども、上手な方のTwitterなんかを通じてもっと世の中にシェアするべきでは、とも思う。

そういうのが文化財保護に繋がるってことはないのですかね。

先祖が守ってきた品々の存在自体を知らないまま僕たちが死んでいくのはあまりにも不幸だし、それをひとりひとりが探して歩くには人生は短過ぎる。

SafariSpiel

人は言葉、象は牙

東洋文庫本館からオリエント・カフェへ通じる外廊下には、古今東西の文字と諺 (ことわざ) が並んでいる。

カリグラフィー愛好家やフォント好きには堪らない空間。

やっぱり中庭があるとホッとする。

Style

HOKUSAI

東洋文庫の北斎展、行ってきました。

『江ノ島春望』

多色刷り? 色遣いが良い感じです。

娘さん (葛飾応為) が描いたお父さんの肖像画だそうですが、何とも言えない味が。

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素描礼讃 (そびょうらいさん)

岸田劉生を目当てに八王子まで行ってきました。

とにかく訪れて良かったのは、岸田劉生= “麗子像” の人、みたいな先入観が取っ払えたこと、それと木村荘八の画風が割と自分の好みなんだなと発見できたこと。

もちろん八王子夢美術館だけがやってるわけじゃないけど、ポストカードとか画集などのお土産っぽいのだけでなく、作家のエッセイなんかも置いてあると嬉しいですね。

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アリスのために踊るニセウミガメとグリフォン

横浜の「そごう美術館」でやっている『不思議の国のアリス展』、行ってきました。

僕自身が基本的に小説などの文字情報から (勝手な) 世界観を作るのが好きなタイプなのに加えて、どうしてもディズニーの映像世界に引っ張られがちだったので、色々なアーティストによる絵が観られて良かった。

ニセウミガメとグリフォンの脚が可愛らしい。

アリスじゃなくても少し話を聞いてもらいたくなる。

リアル脱出ゲームのことは全然知らないけど、世界観との相性は良さそうな気がする。

展示エリアの一部で同時開催していて、こういう『企画展とコラボしてワイワイ』みたいのが増えてもいいのかもしれない。本当の愛好家の方は怒るかもですが。